管理権限を持つAWSアカウントから、以下サブドメインの管理を別環境のAWSアカウントに移譲する設定となる。なかなか複雑だが、流れとしては以下になる。
- app.example.com → 本番環境のAWSアカウント
- stg.app.example.com → Stg環境のAWSアカウント
- Stg環境でHosted Zone作成
- Stg環境のAWSアカウントで stg.app.example.com のHosted Zoneを作成し、NameServer 4台を取得
- 本番環境でHosted Zone作成
- 本番環境のAWSアカウントで app.example.com のHosted Zoneを作成し、NameServer 4台を取得
- 本番環境にStgのNSレコードを追加
- 本番環境の app.example.com ゾーンに、Stg環境のNameServer 4台をNSレコードとして追加
- 親ドメインにNSレコードを追加
- example.com を管理するAWSアカウントのRoute53で、example.com ゾーンに本番環境のNameServer 4台をNSレコードとして追加する。
- 動作確認
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$ dig test-hoge.adachin.com NS +short $ dig stg.test-hoge.adachin.com NS +short |
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1989年生まれのFindy/SRE。ホスティングから大規模なアドテクなどのインフラエンジニアとして携わる。現在はサービスの信頼性向上、DevOps、可用性、レイテンシ、パフォーマンス、モニタリング、オブザーバビリティ、緊急対応、AWSでのインフラ構築、Docker開発環境の提供、IaC、新技術の検証、リファクタリング、セキュリティ強化、分析基盤の運用などを担当している。
個人事業主では数社サーバー保守とベンチャー企業のインフラコンサルティングを行うほか、TechBullを創業し、未経験者向けにSREのコーチングやコミュニティ運営、LT大会の開催、 会員管理システム「Members」の開発をリードしている。さらに、エンジニア向けYouTubeメディア「TECH WORLD」ではSREとの対談を行い、過去には脆弱性スキャナ「Vuls」のOSS活動にも貢献。